プレイングマネージャーの育成②


こんにちは、カンパニーコーチの青木栄明です。

北京オリンピックが始まりましたね。

様残な問題を抱えて「平和の祭典」であるオリンピックが中国で開催されるところに違和感を感じますが、選手たちの頑張りに敬意を表し、あまり深く考えずに応援しようと思っています。

ただし、家族でオリンピックに興味があるのは「私だけ」という事で、ゲームやYOUTUBEに夢中な子供たちを見ると、一緒に盛り上がれない所に寂しさを感じる今日この頃です。

プレイングマネージャーがリーダー能力を身に付ける上で鍵となるもの

前回、様々な制約がある中、プレイングマネージャーがリーダー能力を身に付ける上で5つのポイントが鍵になるとお伝えしました。

今回は一番目「コミュニケーションの生産性」についてお話したいと思います。

現在、コロナ禍の中で部下とどのようにコミュニケ―ションを取って行ったらよいのか?

悩んでいるマネージャーの方は多いのではないかと思います。

理由はいくつか挙げられますが、概ね以下の通りではないかと思います。

1. 価値観の変化

部下世代(特に20代)の価値観が自分達と違うことによって、どう関わったら良いか?
何を話したら良いか?がわからなくなっている。
➡部下世代を取り巻く、相対的な人間関係の希薄化が背景にある(反応が微妙であったり、本心が読めない)。

2. 時間的制約

プライベートと仕事を明確に分けたいという価値観を持つ人が増えており、なかなかアフター5や休日などオフタイムのお誘いが出来ない。
➡仕事(会社)とプライベートを明確に分けたいという価値観の定着。

3. コミュニケーション手段の多様化

一昔前は「直接対話」「電話」がコミュニケーションの手段であったが、今はメール、SNSなど間接的な対話手段が増える事で「一方通行」で終わりがち。
➡自分が考えるコミュニケーションの常識が通じなくなってきており、伝達不足、理解不足が生まれやすくなっている。

4. オンライン対話の限界

対話時間が決められているので有効な「無駄話」が出来ず、心理的な距離が縮まらない。
本音が読めない。
➡仕事のやりと入りで終わってしまう。部下の心理がわからない。

5. 指示待ちの常套化

部下自ら近寄ってこない、言われたことはやるが、言われるまで動かない。
➡考える力がないわけでいが、自己防衛意識が強固であるため、言われたことをやれば安全という感覚を持っている。

では、このように障害の要因が沢山ある中で、どのようにして「コミュニケーションの生産性」を        上げて行けば良いのか?という事ですが、まず、部下世代の気質を読み取る必要があります。

ステレオタイプな決めつけは危険ですが、一般的に20代を中心とした「若者世代」は、「用心深く、デバイスを介してのコミュニケーションに慣れているので本当の意味で人間関係を築くという事に対する経験値が低い」という特徴があるという事です。

もっと言うと彼らが考えている「人間関係」に対する認識が上司の考えるものと違うと言う事かもしれません。

なので、こちらの常識や経験を元に、部下との関わり方を考えてゆくのではなく、相手を振り向かせるような関わり方を「焦らず、腰を据えて」行ってゆく必要があります。

部下との関係性強化に向けたステップ

世代による意識の変化はあっても、同じ人間である以上、人間が持つ根本的な欲求に変わりはありません。

関係性の強化を考える上で大きな影響を与えるであろう欲求は「帰属認知欲求」と言うものです。

この欲求は「自分を見て欲しい」「気に掛けて欲しい」と言う欲求で、人間が持つ欲求の中でも最も強烈な欲求と言っても良いかもしれません。

この欲求を踏まえた上で

  1. 認める
  2. 繋がる
  3. 本音で対話する

と言うステップを踏む必要があります。

特に「1」の「認める」はより「丁寧さ」が求められます。

「昔はそんなこと考えなくて良かったのに」「面倒くさいなぁ」と思われるかもしれませんが、経験上、「面倒くさい」「やりたくない」と思う所に「真理」が隠れているものですし、一見遠回りに見えても、私は、現在これが一番の近道であると思っています。

では、何を、どうやって認めるのかという事ですが、「認める」にも3つの段階があります。

  • 存在を認める
  • 行動を認める
  • 成果・成長を認める

です。

この「認める」についてはまた、お話したいと思います。