「リーダー育成」と「組織変革」を同時に行うプログラム

弊社で展開している「プレイングマネージャー育成プログラム」は、おかげさまで導入いただいている企業様から大変好評をいただいております。

理由は「教育」の目的を実現できるプログラムだからです。

教育研修は本来、対象者が受講する事で「意識変容」が起き、職場で「行動変容」が起きる事、つまり、組織に何かしらの「良い変化」をもたらすことを目的としております。

しかし、実際は「研修」を受けてもなかなか行動変容までたどり着かない事が多いのではないでしょうか?

それは、新たな行動を起こす動機付け、チームにおける価値のある取り組み、そして行動の継続を促進するための「設計」がされていない事が大きな原因です。

どんなに研修が素晴らしくても、研修を一回二回受けたくらいでは、なかなか人は変容しません。

それは、私自身も数多くの「研修」を提供してきた事で嫌と言うほど経験してきたのでよくわかります。

対象者が変容しないのは「知識やスキル」が足りない事もあるかもしれませんが、それよりも「変わる理由」つまり「意思」がない事、また、変化に価値を感じる事、行動を継続できない事にあります。

したがって、これらの点を解決しない限り、提供側としては、一応「やっている」という満足は得られるかもしれませんが、効果については、「参加者の責任だよね」ところで落ち着いてしまうのではないでしょうか?

なぜ「プレイングマネージャー育成プログラム」で変容が起きるのか?

1. モチベーションを高める事からスタートする

どんなに素晴らしい研修でも、受ける側が学びを活かす「モチベーション」がなければ、全く役に立たない無駄な投資になります。

そして、そのモチベーションはどこから生まれるのかと言うと、弊社では参加者が自分の現状を客観視して、未来を「希望」と「絶望」の両面から考察する事によって生まれると考えています。

簡単に言うと、将来を考えると「現状維持ではまずい事になるな」(絶望)、むしろ「変わる事で定年後も含めて良い人生にできるな」(希望)と考えられるようになる事です。

これによって、「学び」を自分事として捉える事ができるようになります。

私たちは何もなければ、目の前の事に追われ、あまり、将来の事をじっくり考える機会がありません。

でも、機会を作って改めて将来を考える事で、今の自分を俯瞰して捉えるこちができるようになります。

希望と絶望、天国と地獄とも言えますが、上手くいったバラ色の未来と避けたい最悪の未来を考える事は、価値観を見直す機会にもなり、非常に効果的です。

2. 視点を変える仲間達との対話

研修の中でグループセッションを多く取り入れています。

これは同じ立場の仲間達と「自分の考え」や「感じたこと」をディスカッションすることで、自分とは違う視点を手に入れる事に意味があります。

特に同じような立場の人間が自分とは違う視点を持っている事に気づくと、自己内省が始まり、行動変容に繋がりやすくなります。

同じことを言われたとしても、上司から言われるのと同僚が言うのでは「受け取り方」にも違いが出るのです。

3. チームにおける「関係の質」を高める

「質の高いコミュニケーション」が設計されている。

さらに、弊社のプレイングマネージャー育成プログラムは、集合研修の他、リーダーがチーム内で変革を起こす対話が設計されています。

これは「業務のやり取り」ではなく、「理想のチームとはどんなチームか?」「現状とどのような違いがあるのか?」「チームをどうしたいのか?」「チームにどうかかわってゆきたいのか?」「リーダーに望むことはどんな事か?」等を包み隠さず、本音で話し合う事です。

多くのチームでは、日常業務の打ち合わせ等は頻繁に行われていると思いますが、「自分達」が「何処に向かっているのか?」「それはなぜか?」というような、チーム運営上、本来は重要である対話がなされていないのが実情ではないかと思います。

メンバーが何を考えていて、どんな願望があり、悩みを持っているのか?を共有しあう事はお互いをより深く理解し合い、より強いつながりを創る上では欠かせない事です。

また、チームメンバーがどんな関わり方をしているのか?を表す「関係の質」は、長期的な成果に影響を及ぼす事や風土改革に欠かせない事は組織学の大家である「ダニエル・キム」氏によっても提唱されておりますし、グーグルの実験でも立証されています。

4. リーダーの行動変容をサポートするプロコーチによるコーチング

モチベーションが上がり、チームにおける改善活動を実りあるものにするためには、リーダーを孤独にせず、チャレンジを継続させる為の応援が必要です。

行動を変え、新たな良い習慣を創るには「継続」しながら、PDCAを回してゆく事が重要です。

しかし、一人では継続が難しいのです。

それは、ダイエットやジョギングを始めても中々長続きしないのと同じ理由で、その人に問題があるわけではなく、私たち人間が共通に持っている本能に原因があります。

個別コーチングでは主に本人が「自覚できない成果」に重点を置き、自発的な改善活動を促進できるようにサポートしていきます。

5. 経験学習を加速する「内省」…グループコーチング

このプログラムでは、リーダー同士が「内省しあう」メニューを後半に用意しております。

自分が部下に関わる中で「感情を乱された」出来事について話し、同じリーダー仲間からのフィードバックや質問のシャワーを受ける事で自身を内省し、新たな行動に繋げてゆく事を目的としています。

これは有名なヘンリーミンツバーグというマネジメント学の研究者が発案したものからインスパイアーされて作ったものです。

マネジメントの学びはMBAではなく、現場の経験から学ぶことの方が有効であるという信念のもと作られました。

主観で物事を捉える私たち人間は「自分の見方、考え方」が「普通」であり、他者も同じであると考えがちです。

しかし、当事者でなくなると「冷静」に「客観的」に自分の心を振り返る事が出来ます。

自分と違う見方を手に入れる、俯瞰して捉えられる能力を磨く事は、リーダーの成長にとても有効に機能します。

このように弊社のプログラムは参加者が参加し続ける事で、無理なく「変容」してゆくように設計されています。

「現状」は「今までの行動」を積み重ねた結果が表れているものです。

したがって、現状を変え、新しい状況を創るには「行動」を変えるしかありませんし、行動を続け、習慣にする必要があります。

弊社は有名な企業ではありませんので、依頼するには勇気が必要かもしれません。

しかし、参加者の成長に真剣に向き合う覚悟は誰よりも持っているつもりです。

ご興味をお持ちいただけたら、詳細をご紹介する機会を頂けると嬉しいです。