関係の質がなぜ重要なのか?

組織改善モデルとは

関係の質 感情の質 問題の質 思考の質 行動の質 成果の質 風土の質 コミュニケーションの質 心理的安全性 中長期プログラムで刺激
組織の成功循環モデル(マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム教授 提唱)引用

「関係の質」の重要性はダニエル・キムさんが提唱した成功循環モデルで説明が出来ますが、プレジャーポケットでは、「関係の質」「思考の質」「行動の質」「成果の質」の他に「感情の質」「問題の質」「風土の質」を加えた7つの要素で考え、「組織改善モデル」と呼んでいます。

「関係の質」とはチームに所属しているメンバーがどういう関係性を築いているか?という事ですが、強いチームを創るにはまずこの「関係の質」を高める事が重要になります。
なぜなら、「関係の質」が高いと心理的安全性の高いメンバー個々がそれぞれ個性を発揮しながら、同じ目的に向かう状況を作ることができるからです。
仮に「考え方の違い」があったとしてもそれを「個性」として認め合えれば、感情的な対立に繋がる事はありません。
なぜ、ここであえて「感情の質」を加えたのか?と言うと私達人間は、「思考も行動も感情の影響を強く受ける」からです。
これは、脳の進化プロセスに理由があると考えられていて、脳が「本能」「感情」「思考」の順番で発達してきた事に起因していると言われています。
簡単に言うと「好感を持っている」「認めている」人の言う事は自分の考えと違っていても「そういう考えもあるな」と認められるけれど「嫌いな」人「尊敬できない」人「認めていない」人の言う事は「間違っている」「何か上げ足を取ってやろう」と否定的に捉えてしまいがちという事です。
大きな組織でありがちな「派閥」のようなものを考えていただけるとわかりやすいと思います。
感情の質が低いと組織で起こる「問題の質」についても「厄介な事」「蓋をしたい事」と言う認識になり、考える事も応急処置的になり、本質的な問題に目を向けようとはしないでしょう。
したがって、問題の質が高いという事は「成長のチャンス」と捉えられ、本質的な解決に思考が向いてゆきます。話し合いの結果出てくる「考え」も建設的になり、「出来ない理由」ばかり探したり、「出来るだけ負担が無いようにしようという発想」になる事もなく、良いアイデアや発想に繋がるわけです。
結果、「行動の質」も上がり、そこから生まれる「成果」は偶発的で一過性のものではなく、
積み上げて行ける持続性のある「成果」に繋がってゆきます。
そしてそれがさらに、「関係の質」を高める要因になり、善循環が続いてゆく事で「風土の質」が向上するわけです。

プレジャーポケットでは、チームの「関係の質」を高める取り組みをご用意しております。ご興味があればお気軽にお問い合わせください。