コロナ禍がビジネスマンにもたらす二番目の「改革」は「考え方改革」です。
「考え方改革」とは一体何か?と言うと、今まで染みついた「楽を第一に考える」思考を手放すという事です。
どういうことかと言うと、多くのビジネスマンは、何か行動を起こす上で、難しいことは避け、どうすれば良いかを上に聞いて行動しようとします。
特に日本人はその傾向が強いと思います。
具体的に言うと、何か質問をされた時に、自分で考えて答えを出そうとせずに、早く聞き出して、その通りやろうとする。
その方が「楽」だからです。
研修でも、参加者に質問をすることが多いのですが、あらかじめ、注意しておかないと、スマホで検索して答えを調べようとする人もいます。
「どう思いますか?」と聞いているのに「楽をすること」に注意が向くのです。
恐ろしいくらいに自分で考えようとしない。
だから、いつまでたっても、思考力や判断力が育たず、また責任感も育ちません。
人から言われたことをやってうまく行かなかったとしても、それは自分の答えではないからです。
なので、どこかいつも他責のスタンスで、成長しません。
今までは、これでもなんとかやってこれました。
しかし、今後コロナをきっかけに、人との接触機会が減ってゆくと、自分の「仕事」が丸裸にされてゆきます。
集団にまぎれ、責任を負わないように生きる生き方はできなくなり、自分で考えて、決めて、責任を持って遂行するという「主体性」が必要になってゆきます。
自分で考える事の次に、必要な事は「出来ない理由」を探すのではなく、「やるとしたら、どうするか?」を常に考える習慣を身につける事です。
なぜなら、出来ない理由は、過去の経験値が基準ですが、答えのない時代に「過去の正解」は意味を持たなくなるからです。
では、どのようにして、「過去にとらわれない」思考を身に着けるか?という事ですが、「自分の未来を創る」事をお勧めします。
「未来を創る」とは、自分のビジョンやミッションを定義し、その実現のために必要なことを考え、埋めてゆく事です。
未来が創れれば、自ずと過去には囚われなくなります。
未来に向かえば、「やらない理由」は必要なくなります。
「自分の未来を創る」。
是非チャレンジしてみてください。
未来の創り方がいまひとつわからないという方は、お気軽にご連絡ください。